ねこちゃんのかかりやすい病気
2024/05/27 【未分類】
■7歳を超えるとシニアといわれるネコちゃん、今回はそんなネコちゃんがかかりやすい病気を説明したいと思います。
加齢とともにかかりやすくなる病気は、目立った症状が出にくいことも多いです…
少しの変化でも気が付けるように意識して触ったり、観察する日をつくってみましょう。
▼歯肉炎
歯石・歯垢中の細菌が影響して、歯茎に炎症を起こす病気です。
よだれや口臭、歯茎の腫れ・出血などの症状がみられます。
酷くなると咬み合わせが悪くなったり、痛みのせいで食欲が無くなったりすることもあります。
小さい時からの歯みがきが効果的な予防とされています。
▼関節炎
関節に炎症が起きる病気です。
歩き方がおかしい、段差の上り下りやジャンプをしないなどの症状がみられます。
10歳以上で特に増えてくる病気で、年齢の為だと見過ごされるケースも多いです。
ネコちゃんは特に分かりにくいですが、どこかを庇っているような動きをしている時は痛みがある可能性もある為、注意が必要です。
関節に効果のあるサプリメントもあるので獣医師にご相談ください。
▼腫瘍
ネコちゃんに多い腫瘍は、リンパ種・乳腺腫瘍・肥満細胞腫などといわれています。
腫瘍の種類によって症状や触り心地は異なりますが、体を撫でている時に気が付く飼い主さんが多いです。
たとえしこりが小さくても安心せず、一度受診されることをおすすめします。
▼甲状腺機能亢進症
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて代謝に異常を起こす病気です。
元気いっぱいで食欲もあるのに痩せてくる、多飲多尿、異常に活発になる、攻撃的になるなどの症状がみられる事が多いです。
もしも思い当たる行動があれば、血液検査で調べることが出来ます。
▼慢性腎不全
腎臓の組織が少しずつ壊れていき、機能が低下していく病気です。
腎臓の75%の組織が壊れて初めて、多飲多尿・食欲低下・体重の減少などの症状が現れます。今のところ効果的な薬はなく、点滴による治療が主とされています。
■平均年齢が15歳位だといわれているネコちゃん達、一日でも長く健康に過ごせるように日頃のチェックをおすすめします。
表情や食欲など少しでも異変を感じたら、ご相談ください。