■ノミ・マダニの感染

2024/07/01 【未分類

ノミ・マダニは平均気温が20℃を超え始める5月位から活動的になると言われており、梅雨が明けた頃からもっと活発になっていきます。

特にこれからの時期はキャンプなどで川や山などのレジャーも増える為、ノミ・マダニに感染してしまうワンちゃんやお外にお出かけするネコちゃんの感染が多くなります。

■ノミが原因の病気

草むらや家のカーペット、ソファーなどに潜んでいるノミに吸血されると、ノミの唾液に反応してアレルギーを起こす「ノミアレルギー性皮膚炎」を発症することがあります。

症状としてはかゆみや赤み、湿疹、脱毛などがみられます。

治療はノミの駆除がメインになりますが、内服や外用が必要になることもある為、病院への受診をオススメします。

人にもうつり、アレルギーの原因や寄生虫の感染原因にもなる為注意しなくてはいけません。

■マダニが原因の病気

草むらに潜んでいるマダニは体温や二酸化炭素に反応し目や口などの顔周り、肛門周辺など皮膚の薄い場所に寄生しやすいと言われています。

痒みは比較的少ないですがアレルギー反応による皮膚炎の発症や、寄生したマダニの数が多いと貧血の症状が見られることもあります。

近年人に感染する病気として、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が注目されています。

マダニに刺されてから6日~2週間程度で、原因不明の発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が中心です。

時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)など様々な症状を引き起こし、重症化しすると死亡することもあります。

■ノミ・マダニ寄生予防の実施状況

ノミ・マダニ寄生の予防についてのある調査では、約4割もの飼い主さんが予防を忘れることがある、もしくは予防をしていないと回答しました。

ノミやマダニは、15℃以上の環境であれば冬の室内であっても活動できるといわれていますので、寒い季節だからと油断することなく、一年を通して予防を徹底することが大切です。

■予防

近年犬・猫ともに数多くのノミ・マダニの駆除剤が発売されています。

月に1回滴下して駆除するタイプのものから、3ヶ月効果が持続する滴下タイプ、月に1回オヤツ感覚であげられる食べるタイプなど多くのものがあるので、おうちの子に合ったもので予防してあげて下さいね。

 
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