■暑い季節はここに注意!夏のペットの過ごし方

2024/08/07 【未分類

《被毛ケア・室温調節・熱中症対策編》

●種類、年齢、持病にも注意しよう

猫は比較的、暑さに強いと言われています。それに対して犬はどうかというと、暑い地域が原産の犬種は暑さに強いですが、パグやフレンチブルドッグなどの短頭種は呼吸による体温調節が苦手なので、夏場は特に弱いと言われています。

短頭種では夏場の無理な外出はせず、できるだけ涼しい場所で過ごさせるようにしてください。その他に、幼齢や老齢で免疫力が低い、もしくは呼吸器疾患、心疾患などの持病がある場合は十分な注意が必要です。

●ブラッシングは力を入れすぎないで

犬や猫の被毛は原産地で過ごしやすいようシングルコートとダブルコートに分かれています。ダブルコートの換毛期は春と秋の2回で、夏場の時期は毛量が少なくなります。換毛期は特にブラッシングを丁寧に行い、快適に夏を過ごせるようにしておいてください。

ブラッシングは簡単に思われますが、力を入れすぎると大切な愛犬や愛猫の皮膚を傷めてしまうこともあります。ブラッシングのやり方に不安があれば、トリマーさんに指導をお願いしましょう。

●サマーカットにご用心

夏場になるとサマーカットにする犬や猫もいます。見た目は涼しそうに見えますが、本来、犬や猫の被毛は身体を守るためのものです。サマーカットにすると被毛によって守られるはずの皮膚に強い日差しが当たることになります。

どうしてもサマーカットを取り入れたいのであれば、お腹の部分の被毛を短くするのはいかがでしょうか。伏せた姿勢をした時にひんやりと感じますし、身体を冷やすのにも有効です。

既にサマーカットにしているという場合は、強い日差しから体を守るために夏用ウエアなどを着せて外出するようにしてください。

●室温は22~23度に設定がマル

外で飼育している犬は木陰など涼しい場所にハウスを移動し、更にヨシズなどで日陰を作ります。室内飼育であれば日差しが当たらない壁際にハウスを置きます。

外飼育、室内飼育共通ですが常に新鮮な水が飲めるようにしましょう。室内の場合は、何箇所かに水飲みスペースを設けてください。

夏場は外の気温の上昇に伴って室温も高くなるので、気温が25度以上になったらエアコンをつけて、部屋の温度を22~23度に設定します。室内に冷気が行き渡るよう扇風機を回すのも良いと思います。犬や猫が舌を出してハァハァしている時は暑さを感じているサイン。逆に震えていれば寒いサインです。愛犬や愛猫の様子を観察して温度調節。犬や猫は少しでも涼しい場所を探して移動するので、部屋は締め切らないようにします。

●熱中症の症状が見られたらすぐに対処を

夏場は暑さのために犬や猫が体調を崩しやすくなります。なかでも特に注意したいのが熱中症です。

熱中症の症状としては、常に息がハァハァと荒い、ヨダレをダラダラと出している、真っ直ぐに歩くことができずにフラフラとする、などが挙げられます。

愛犬や愛猫にいずれかの症状が見られたら、大きめのタオルを水に浸してそれを体にかける、水のシャワーを浴びせる、水風呂に入れる、保冷剤を首や脚の付け根に当てるなどの処置を行い、掛かりつけの動物病院に連絡して指示を仰いでください。家の電話や携帯電話メモリーに掛かりつけの動物病院の電話番号を登録して、いざという時にはすぐに連絡ができるようにしておきましょう。

 
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