■ねこちゃんのしつけ(トイレ)について
2024/08/23 【未分類】
ねこちゃんが「トイレ以外の所で尿をした!」というトラブル、飼い主の皆さんも1度は経験した事があるのではないでしょうか?
一緒に生活していくうえで、排泄の管理は食事の管理と同じくらいとても重要な物と言えるでしょう。
■トイレの覚えがよい!?
ねこちゃんは一般的にトイレの物覚えがいいと言われています。
里親の募集をしている時などに「トイレのしつけ済」と書かれている事もありますが、ねこちゃんは基本的に砂状の場所があれば排泄するという習性があります。
では、なぜ砂場を好むのかというと…もともとの祖先が砂漠などを住処にしていた為といわれています。
もとの出身地はアフリカの北部の砂漠地帯といわれており、およそ4000年前にネズミなどの駆除を目的として家畜化されたそうです。
■トイレで排泄出来ない理由
▼トイレが汚れている
本来きれい好きな為、自分が排泄した物であってもトイレに残っていると、そのトイレを避けるねこちゃんもいます。
また複数飼育している場合、誰かがした後を嫌がって他の所で排泄してしまう事も多いです。
多頭飼育の場合は、最低でも飼育しているねこちゃんの数+1のトイレを設置してあげるのが好ましいです。
▼トイレ以外の場所をトイレと認識している
なかには砂ではなく飼い主さんの洋服やクッション、布団などに排泄してしまうねこちゃんもいます。
ふかふかな感触がいいようで、お気に入りのトイレと認識している可能性が高いです。
効果的な予防は無く、場所が分かっているのであれば立ち入りを制限する方法が主となります。
▼マーキング
多くは未去勢の男の子に見られる行動です。
既にマーキングをしている男の子を去勢した場合、マーキングが治まる子もいますが、そのままマーキングが続いていまう事もあります。
不安な時などに起きやすい行動なので、周りの環境などにも注意してあげましょう。
●トイレとマーキングの違い
トイレ:1回にする尿の量が多く、あちこちにはしない
マーキング:少量の尿を家具や壁など、あちこちにする
▼膀胱炎
特に気を付けなければいけないのが膀胱炎です。
膀胱に炎症が起きる為、尿が膀胱に溜まっていなくても残尿感があり、何度もトイレに行くという行動を繰り返します。
マーキングと間違えられて、病状が悪化してしまうねこちゃんも少なくありません。
尿は1日出せないだけでも命に関わるのでとても注意が必要です。
いかがでしょうか?
お家のねこちゃんが違う所でトイレをしたら、これらの事を疑って観察してみて下さい。