■実は怖いネコ風邪
2025/01/23 【未分類】
ネコ風邪と聞くと、軽い病気・そのうち治ると思っている方も多いのではないでしょうか。
しかしネコ風邪は主に、猫ウイルス性鼻気管炎(猫ヘルペスウイルス感染症)・猫カリシウイルス感染症を指す言葉の総称で、実はとても怖い病気なんです。
●ネコ風邪の症状
主な症状は、鼻水・くしゃみ・目ヤニ・涙です。
鼻水・くしゃみなどヒトと類似した症状も見られますが、目ヤニ・涙など目にも症状が出やすいのがネコ風邪の特徴ともいえます。
また咳などヒトでは風邪の時に多くみられる症状は、ねこちゃんにはほとんど見られません。
●重症化しやすい
特に子猫は免疫と体力が低いため、ネコ風邪を引いた事によりさらに様々な細菌などに感染(二次感染)してしまう事があります。そしてそれにより症状が複雑になり重症化して、食べ物を食べれず衰弱したり、気管支炎や肺炎になり命に係わる事もあります。
●再発する事がある
ネコ風邪は症状が治まっても、ウイルスは体内に潜んでいます。
つまり一度でもネコ風邪にかかってしまうと、症状はないけどウイルスを保有している「キャリア」の状態になります。
潜伏しているウイルスは、健康な時は悪さをしませんが寒さやストレスなどで免疫や体力が落ちると再発する事があります。
■予防方法
ワクチンを定期的に接種することにより、もし発症してしまっても軽度で済ませる効果が期待できます。
ネコ風邪のウイルスは感染力が高い為、ねこ同士の接触はもちろん、感染しているねこちゃんを触った飼主さんの手や衣服からも感染すると言われています。
ですので、室内飼いでも安心せずワクチン接種を心がけましょう。
お家のねこちゃんをワクチンなどで守ってあげられるのは飼主さんしかいません。
病院では年に一回の追加接種を推奨しています。何かご不明な点があれば獣医師までご相談下さい。