■意外と知らない愛犬のお風呂について
2025/07/12 【未分類】
ジメジメしてきた梅雨の時期から秋口まではわんちゃんの皮膚病が多くなる時期でもあります。
今回は意外と知らない、わんちゃんのお風呂の入れ方やシャワーの温度など素朴な疑問を解決出来たらと思います。
■お風呂の頻度
健康で特に皮膚病などがない場合には、2~3週間に1回又はひと月に2~3回頻度のシャンプーでいいとされています。
逆に毎日お風呂にいれてしまうとシャンプーの刺激により皮膚のバリアー機能が低下してしまい、それにより皮膚病を引き起こす事もあります。
わんちゃんは人と違って肉球の裏などからしか汗をかかない為、獣医の指示がある以外は毎日シャンプーは必要ないとされています。
■お湯の温度
わんちゃんの適温は37℃~38℃くらいとされており、オーナーさんが洗う時に少し冷たいかな?っと思うぐらいが丁度いいと言われています。
お湯に浸かる時も同様になるので、注意してあげて下さいね。
また夏場の暑い時期などは、わんちゃんの様子を見ながらもう1℃~2℃下げてあげて下さい。
寒そうに震えていたら少し温度を上げてもらい、暑そうにパンティングしていたら少し温度を下げるなどわんちゃんの様子で変えてあげて下さい。
■体の洗い方
体全体をしっかりと濡らし、腰や背中の胴体部分から顔回りへとシャンプー液を使って優しくなでるように洗ってあげて下さい。
もしこの時に怖がっている様子があったら、あまり無理をせずに足先から洗ってみたりと、水に慣れるのを優先してみて下さい。
また目や耳にシャンプー液が入らないように注意して下さい。
洗う順番は顔回りを最後にしてもらえばどこからでも大丈夫なので洗いやすい所から洗って下さい。
逆にすすぐ時は、顔回りから行うと肌への刺激を減らす事が出来ます。
シャンプー液が残っていると皮膚炎やかゆみの原因になるのでしっかりすすいであげましょう。
すすぎ終わったら背中からおなかにかけて手でなぞって水切りを行いますが、しっぽや耳などの敏感な箇所はやさしく水切りをし、そのあとタオルで優しく包むように拭いてあげて下さい。これにより、ドライヤー時間を短縮できます。
※皮膚にトラブルがある場合ドライヤーを使用する事により症状が悪化する事があります。
その場合はタオルで良く水気を取ってもらい、寒くなければ自然乾燥がおすすめの事もあります。
■洗う時に注意したいこと
シャワーヘッドは体の近くに!
シャワーの勢いや音を怖がるわんちゃんもいるので、余計な刺激をあたえない工夫が大切です。シャワーヘッドは体に密着させて使う方が音も刺激も感じにくくなるので試してみて下さい。
優しく洗う!
揉むように洗うと毛がもつれて毛玉の原因になります。
また爪を立てて洗うと皮膚を傷つけてしまうので、指の腹でやさしく洗って下さい。
顔周りにはガーゼを使う
顔周りにはお湯を含ませたガーゼを使って拭うように濡らすことで、シャンプー液が目に入ることをある程度防ぐ事が出来ます。
すすぐ時も同様に流してあげると怖がらないですすがせてくれるわんちゃんも多いですよ。
もし目にシャンプーが入ってしまったら流水で優しく流し、獣医にご相談下さい。
■中々お家でチャレンジするのは難しいシャンプーですが、足先などから徐々に試してもらうといいかもしれませんね。
またシャワーを怖がる時には、タライなどにお湯をはってその中で洗ってあげる方法などもあります。
お家のわんちゃんに合ったシャンプーの仕方を見つけてあげて下さい。
